ケイ・イー・シー「スーパー節電虫」が生産ラインに 大手も興味
ケイ・イー・シー(尾道市)の開発した待機中の電力をカットする装置「スーパー節電虫」が大手企業の工場電力の節約に検討されている。ファックス等に接続すると通信線の監視で電源をオフにすることで待機電力を90%以上カットする装置で、省エネ大賞・省エネセンター会長賞も受賞した。
「スーパー節電虫」は、試作品を貸し出して導入検討者に対応しているが、11月から半導体製造の大手企業が工場の生産ラインでの利用を検討している。環境にやさしい生産ラインとなるばかりでなく、世界競争に打ち勝つコスト削減に貢献する可能性も見えてきた。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
向島ドック㈱の日本初・電気推進式貨物船「はいぱーえこ」就航
向島ドック(株)(尾道市向島町)は6日、船主として中国で建造した電気推進式貨物船「はいぱーえこ」を報道関係者に公開、内航船事業に乗り出した。
貨物船を内航船船主に販売、修繕を同社で請けるネットワーク構築を目指し、一括発注による船舶価格の削減、オペレーションなど専門分野の分担による業界全体の効率化などを進める。モデル一隻目の「はいぱーえこ」は同社が船主となってデータを集めていく。同船は㈱イコーズの管理で十二月九日にJFEスチール㈱の鋼材運搬船として就航。水島、名古屋、北海道などを結ぶ航路で稼動を始めている。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
クルマエビ栽培技術高度化に㈱日本総合科学がDNA鑑定で参画
(株)日本総合科学(福山市)が、愛知県水産試験場を核とする6団体の1社として共同提案していたクルマエビ栽培技術高度化に関する研究テーマが農林水産省のプロジェクトに採択され、4年間の共同研究をスタートさせた。三重県水産研究所、(独)水産総合研究センター、愛知県水産業振興基金、(財)三重県水産振興事業団も参加している。
4月末に放流すれば海温が上昇する6月までを成長期に充てることで半年で収穫でき、効率化につながることに着目。放流時期最適化と、天然親エビに頼らず、早期採卵で稚エビを生産できる早期種苗の開発を据え、同社はDNA分析をもとにしたクルマエビの遺伝子標識技術の開発と実用化を前提にした実証に取り組む。実用化できればマダイやオコゼ、ヒラメ、マツカワなど高級魚類にも応用が可能。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
三菱電機(株)福山製作所が新遮断器の最新鋭生産ラインを設置
三菱電機(株)福山製作所(福山市)は新型遮断器シリーズの生産ラインにロボットが多品種の機器を一貫して組み立ててゆくロボットセルラインを導入、来年1月から最新鋭生産ラインが本格稼働を始める。ノーヒューズ遮断機、漏電制御機器増産を目指し、短納期化を図るとともに生産能力を年間300万台から480万台へ引き上げる。
今回のロボットセルラインはアイキュープラットフォーム対応型多関節型ロボット85台を導入するなど最新のFA機器を使用しており、複雑な機構部組立から総組立までの一貫生産によりリードタイムを短縮、約40%の省人化と省スペース化を実現し、省エネと生産性向上を両立している。今回の総投資額は50億円。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
宅配寿司FC「銀のさら尾道店」東尾道駅近くに開店
全国にフランチャイズ店を増やしている宅配寿司専門の「銀のさら尾道店」がJR東尾道駅に近い尾道市高須町に12月1日本格オープンした。
備後地区では福山蔵王店に次ぐ2店目。(有)住楽堂(尾道市)が不動産事業、福祉介護のグループホーム事業に新たに加えた飲食事業として初めて出店した。宅配エリアは尾道市の吉和地区から福山市の松永、沼隈、瀬戸、山手地区、北は三原市の如水館中高等学校辺りから福山市芦田町の一部までをカバーしている。営業時間は午前11時から午後11時まで。年中無休。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
みはらし温泉15周年感謝企画で豪快にマグロ解体ショー
(株)森川観光グループのみはらし温泉(三原市)では、開湯十五周年記念イベントとして12月26日(日)に「マグロ解体ショー」を開催する。
重さ50kgのマグロを、館内の魚料理店「魚三昧」の料理長と助手が二人掛かりで解体、赤身やトロなどをふるまう。11月に開いた1回目も定員いっぱいとなる盛況ぶりだった。隣接の宿泊施設「夢の宿」を含め各種割引企画も実施中。
同温泉は平成8年9月開湯。多島美を楽しめるロケーションと、深度2000mから汲み上げる塩化物泉の効能から美容や療養の温泉として評価が高い。同12年に隣接地に宿泊施設「夢の宿」を開設。低価格の長期滞在型温泉療養ホテルとして湯治客らに根強いファンが増えている。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
元気丸㈱の「ジャンボニンニクまつり」に約1千人来場
特定農業法人(株)元気丸(尾道市御調町)は5日、天然温泉尾道ふれあいの里で初の「ジャンボニンニクまつり」を開き、ラーメンやコロッケなどB級グルメと組み合わせた料理を提供、約千人が来場した。焼肉のタレ「惚れタレ」や「惚れタレ辛口」、ドレッシング「惚れドレ」、ジャンボニンニクを1片入れた黒酢「ヤミツキっ酢」など加工品も好評だった。
ジャンボニンニクは通常の5倍の大きさながら特有のにおいは少なく、旨み成分は多い。子どもでも食べられ、栄養価も高い。上田開発(有)の上田龍男社長が特産品化を願い昨年9月に元気丸(株)を設立、作付面積を増やしながら、加工品の商品化を進めている。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
(株)ビュートリスのアパレルが東京とデンマークの大型見本市へ
(株)ビュートリス(福山市)が手掛けるアパレル製品が繊維業界紙主催の新興ブランドコンペを通過し、東京ビッグサイトで来年1月26日から開かれる「JFWインターナショナルファッションフェア」と、2月にデンマーク・コペンハーゲンで開かれる国際ファッション見本市「CPH Vision」に出展されることが決まった。同社の海外出展は初。
村上社長が「村上慧麗々(えりい)」名義でアパレル企画を手掛け、「女性、子どもを元気に」をコンセプトに、岐阜で生産される圧縮ウールを素材とし、黄色や紫などカラフルな色遣いが特徴。開業3年で海外出展というビッグチャンスを掴んだ。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)