岡崎工業がオーダーメード家具の新事業開
船舶艤装品製造などの(有)岡崎工業(尾道市)は3月1日から、金属と木を組み合わせ店舗什器などをオーダーメードで製作する新事業を始めた。
企画・デザイン、受注窓口として独自のアパレルブランドも持つセレクトショップ「マザーアース」(福山市)と連携。金属加工技術を活かし、鉄やステンレス、銅、アルミと、木材なら足場板から銘木まで予算と要望に応じて最適な素材を提案、家具リフォームにも応じる。既に装飾棚、大型棚受けなど什器類や建具、ステンレスを切り抜いた表札などを制作した。
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因島技術センター安全体感施設が開所
因島技術センター運営協議会(尾道市因島土生町)は、内海造船㈱因島工場内に整備を進めていた「因島技術センター安全体感施設」が完成、3月22日に同所で開所式を開いた。
この施設は、高所、回転、電気、玉掛作業など危険体感の設備を設置している。
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尾道ではしご酒イベント初開催
尾道市役所に近い尾道の伝統的な飲食店街「新開」で3月17日、参加店のマップを手に3軒のお店を飲み歩く「尾道しんがい覇酒互(はしご)ざけ」が初めて行われ、404人が参加した。
チケットを購入した参加者は、午後7時にハッピー久保をスタート、企画に参加する69店舗の中から3店を回ってラリーカードに押印を集め、午後8時30分までにスタート地点へゴール、抽選に臨んだ。抽選はその日から使える参加店共通飲食券3000円分が参加者の半数に当たった。
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「マリンリーフ」がパリコレで輝く
フランスのウェスティンパリで1月27日、日本の先駆者でトップを走り続けるウェディングデザイナー桂由美氏の2010年パリオートクチュール(通称パリコレ)が華やかに開かれ、メーン素材として「尾道マリンリーフ」が輝いた。
世界でも認められている桂由美氏のパリコレ。今年は「魅惑の森」と題され、メーンに人気モデル三姉妹の一人道端ジェシカが出演。昨年のパリコレでブーケを飾ったマリンリーフを今回のショーではドレスやベールなど全般に採用し、自然から贈られた新素材として世界一流のファッション業界に一挙に発信した。
マリンリーフは鯛のうろこの美しさに魅せられた田中京子氏が5年前から着色や脱臭の研究を専門家に依頼するなど試行錯誤を繰り返し、3年前に尾道を発信地として活動を始めた。その斬新さと芸術性に「ひろしまベンチャー大賞助成金」も贈られている。
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笠岡神島に1千万円「千金堂」住宅
建設業の小堀建設(株)(笠岡市)は昨年加盟した住宅FC「千金堂」の住宅を笠岡市神島で完成し、県内では初となる完成見学会を4月3日(土)、4日(日)の2日間、午前10時から午後4時まで開く。
昨年9月、1000万円(税込み1050万円)住宅を展開するFC「千金堂」(本部=(株)千金堂、東京都)に加盟し、岡山西店として営業開始。笠岡市神島で一棟目となる次世代省エネ基準適合の高断熱住宅に着工した。
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県東部運転免許センターの立駐が完成
広島県東部運転免許センター(福山市)北側に隣接して建設していた立体駐車場が完成、4月から供用を始める。
同駐車場は新庁舎の完成後、旧庁舎を取り壊して立体駐車場の建設を進めていたもので、規模は鉄骨造り5階建て6層、約340台を収容できる。
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コーコス信岡がトップの若返り
ワーキングウェア等製造の(株)コーコス信岡(福山市)は、3月12日に開催した取締役会で信岡正郎社長の会長就任などのトップ交代を決定した。
今回の異動は、同社を取り巻く経営環境に対応するため社長交代による若返りを図り、代表者2人体制によりさらに強固な営業基盤を確立し、さらなる業績の向上に向けた取り組みを推進する、としている。
代表取締役社長信岡正郎氏が代表取締役会長に退き、最高経営責任者に就任する。新しく代表取締役社長最高執行責任者には、専務取締役経営企画室長兼営業一部長兼ワークショップ営業推進室長営業・生産統括執行役員の塔本泰広氏が就任した。
塔本泰広社長は、兵庫県西宮市出身の60歳。伊藤忠商事(株)から平成15年4月コーコス信岡入社。
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(株)ミッションパワーが経営コンサル「ブレーン事業部」
人材派遣業の(株)ミッションパワー(福山市、田辺敏幸社長)は、人事や社員教育など「組織と人」を切り口に総合的なコンサルティングで業績向上を支援する「ブレーン事業部」を設置、営業をスタートさせた。
コンサルを行うのは人材派遣に30年以上携わってきた田辺社長。平成15年の独立以前に所属した人材派遣会社の管理職時代も含め、派遣先企業のトップから持ち込まれる経営や人事などに関する多くの相談に応え、課題解決や業績向上に貢献してきた。「小規模事業所に必要なのはオールラウンダー」と管理者クラスが現場勤務を兼ねるよう提案したり、時には、必要な社員だけに絞り込み、可能な分野では人材派遣を活用するリストラ案といった厳しいアドバイスで業績回復を実現した例もある。
苦しい時に悩みを聞いてくれる存在を求める経営者は多いが、相談相手は少ないのが現状。田辺社長も苦しんだ経験から同様の要望は多いと判断し、人事、労務、組織強化など人材に関するアドバイスを通じて業績向上への貢献を目指す。またIT、金融、企業情報、広告の専門家など同社長自身のブレーンと協力しながら、情報化や資金繰り、事業承継など幅広い相談にも応じていく。
費用は、個人事業者や資本金1000万円未満の法人は基本料金が月5万円、それ以上の法人は同10万円。初期には毎月訪問し、現状把握や課題抽出に努める。対策などの構想がまとまった段階で2カ月に1回訪問の本契約に移行。電話やメールなら双方が納得いくまで月何回でも相談にのる考え。オプションは組織の変更図作成、給与や就業規則見直し、新入社員教育、社員や管理職の教育など。田辺社長は「時代のせいにせず、勝ち残るための組織と人づくりの相談に乗ります。まずは勇気を持ってお電話を」と呼び掛けている。
既に地元の製造業2社と仮契約しており、本契約に移行していく予定。10社程度の顧問先を開拓していく。
田辺社長は「びんご経済レポート」毎月20日号の連載「人財・人材・人在・人罪」の寄稿者。