レモンケーキのオクモト 百貨店や進物店など販路急拡大
瀬戸田特産のレモンを使った菓子を製造販売する瀬戸田檸檬菓子工房パティスリーオクモト(尾道市瀬戸田町、奥本隆三代表)は、今年4月から主力のレモンケーキの卸先が急拡大、従来の2店から県内百貨店や高速道PAなど十数店に増え、瀬戸田の土産から「広島の土産」へのステップアップを目指す。
昨年末に工場を拡張。GW前から引き合い増加が本格化した。瀬戸田PAに加え大浜上下PAで販売開始。百貨店も福屋をはじめ県内の8店で取引。広島の進物店の大進でも中元カタログの通販がスタート。近く山陽道下りの小谷SAでの販売も始まる。月7〜8千個だった生産量を現在は1万4千個に引き上げ、卸しはうち3割程度まで増した。
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浅野味噌㈱が「鷹屋」をリニューアル ゆずみそソフトも発売
府中味噌の老舗メーカー浅野味噌㈱(府中市府中町、浅野利夫社長)は7月8日、市内中須町の直営店「鷹屋」(浅野裕子店長)をリニューアルオープンさせた。同2、3日にはプレオープンイベントで店舗前の駐車場にテントを張り、味噌を隠し味に共同開発したオリジナル商品「ささみチーズカツ」などをその場で揚げて特売、多彩なイベントを行った。
またユズと府中味噌を使った特製ソースをソフトクリームにかけた「ゆずみそソフト」(300円)をリニューアル記念として発売。白味噌にユズを加え、甘酒でほのかな甘さに仕上げた特製ソースが特徴。バニラソフトクリームにトッピングのようにかける。奥行きのあるほのかな甘味とユズの香りが絶妙にマッチしており、爽やかな味わいが人気を呼んでいる。
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因島技術センター 造船技術研修生59人が修了式
因島技術センター運営協議会(因島市土生町、内海造船因島工場内、秋吉公廣会長)は6月30日「平成23年度因島技術センター初任者研修修了式」を開催した。
3カ月間研修に励んだ受講生59人が出席、研修生を代表して本瓦造船㈱(福山市鞆町)から参加した山本佳弘さんが「指導員の諸先生方からご指導をいただき研修生一同心よりお礼申しあげます」と感謝した。研修生は、造船会社OBを中心にした約24人の指導員をからガス溶接や玉掛けなどの技術指導を受け、全員が資格を取得。因島技術センターは造船所と関連事業所の従業員を対象とした技術研修事業では全国の先進地として知られ、これまで多くの造船マンの技術指導に当たり、尾道地区の造船業界発展に貢献している。
ツネイシホールディングス㈱ 研修施設を「神石高原ホテル」へ
ツネイシホールディングス㈱(福山市沼隈町、神原勝成社長)は7月1日、宿泊型研修施設として運営していた「三和の森リゾート&カンファレンスセンター」を「神石高原ホテル」(神石郡神石高原町、久保島正裕総支配人)に改め、新たに営業を開始した。
研修施設としての機能は残しつつ、70室の客室と20棟40室のログハウスを活用して宿泊を強化。また高原のロケーションを活かしたリゾートホテルならではの教会挙式、ガーデンやレストランでのパーティーといった魅力を発信してウェディングにも力を入れ、5年後の高稼働を目指す。約1万坪の日本庭園東林苑内にある茶室四室も、茶会や茶事をはじめ一般利用を促進していく。5年後は70人程度の従業員確保を想定しており、うち5割は地元からを見込む。
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島活性化へNPOせとだ港房 17日から瀬戸田で「ビアテラス」
NPO法人せとだ港房(長澤宏昭理事長)は7月17日から8月22日まで、土日を中心に瀬戸田港海岸で「港ビアテラス」を実施する。
今年はしおまち商店街、瀬戸田旅館飲食業組合が協力。メニューはタコ飯、ローストチキン、コロッケ、レモンを練り込んだ麺を使った冷麺など一日5種を日替わりで販売。土産物店も乾物などを販売するほか、猟友会の協力も得て猪肉ソーセージなどの提供を計画している。地元特産のレモンを活かしたオリジナルのメニュー開発も進めており、レモンビールも披露する予定。
また16日には、3月から供用が始まった新瀬戸田港の完成を祝う記念イベントも実施する。3月開催の予定だったが、東日本大震災の影響を考慮して延期した。
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デジタルサイネージで差別化・集客支援 ㈱リョーイン三原営業所
印刷、販促物制作などの(株)リョーイン三原営業所(三原市糸崎南、土田榮二所長)は、写真や映像、ホームページなどのコンテンツ配信で訴求力を高めるデジタルサイネージ(電子看板)「アドボード」の販売を始めた。尾道観光協会に無料でレンタルし、反応を見る。
同社長崎営業所が開発し、病院や結婚式場、ホテルなど約20件で導入され実績もあり、三原営業所でも販売を開始。コンテンツ制作から配信計画管理、フォローまで一貫して請け負う。タッチパネルでない42インチ型のタイプはリースで月1万円〜。既存コンテンツの再利用で制作費用を抑えるなど、予算に応じて活用できるノウハウも提供する。
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「ショージとタカオ」尾道で公開 桜井さん、井手監督舞台挨拶
シネマ尾道(尾道市東御所町、河本清順支配人)は、「布川事件」の再審で今年無罪となった2人を追い掛けたドキュメンタリー映画「ショージとタカオ」を16日から公開する。上映に先立ち特別企画として13日に桜井昌司(ショージ)氏の舞台挨拶、17日に井手洋子監督による舞台挨拶を行う。
「ショージとタカオ」は1967年に茨城県利根町で起きた強盗殺人事件「布川事件」の犯人とされ、冤罪を訴え続けた桜井昌司と杉山卓男(タカオ)の2人にカメラを向けたドキュメンタリー映画。無期懲役が確定し二十九年間の獄中生活を送った後、失われた時間を取り戻そうとする2人の姿を追った作品。
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しまなみ信金が新体制 信金中央金庫が出資と役員派遣
県東部を営業区域とするしまなみ信用金庫(三原市港町)は、6月17日、平成22年度第67期決算概要を発表した。期中は資金需要の低迷や利回り低下で貸出金利息が大きく減少し、経営損益は損失となり当期純損失37億円で2期連続の赤字決算となった。
今期は経常収益65億円で4億円の減少、経常利益4億4000万円、当期純利益5億600万円で黒字転換を見込んでいる。
3月には上部組織の信金中央金庫から30億円の出資を受け、役員2人の派遣を受け入れ、今回の役員人事で常勤理事に就任、経営体質強化を図る。通常総代会後の理事会では新しい役員構成が決まり、会長で理事長を兼務していた大藤直也氏は任期満了により退任。新理事長には前常務理事の出雲智氏が就任、同金庫では初の生え抜きのトップが誕生した。
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