オクモトのレモンケーキ 広島駅構内10店に販路
洋菓子製造販売の瀬戸田檸檬菓子工房パティスリーオクモト(尾道市瀬戸田町、奥本隆三代表)は主製品のレモンケーキ「島ごころ」の販路をJR広島駅内の土産品店などに拡大。6月の倉庫拡張に続く設備投資で今月には生産ラインも拡充、増産体制を確保する。
今年6月に2千万円の融資を受け倉庫を拡張。増産に伴い、さらに2千万円を投資して今月には自動搾り器と自動包装機、ミキサーなども導入し、年商2億円規模の生産量まで対応可能な体制とする。
ポリカ製パネル生産能力倍増へ㈱レニアスが工場増築
ポリカーボネート製品製造の(株)レニアス(三原市沼田西町、前田導社長)は、主力の建設機械向け樹脂パネルの伸長や海外の電気自動車向け製品の新規採用に対応して本社工場を増築し、年間の生産能力を既存の2倍に増強する計画を進めている。
増築しているのは本社横、延べ床面積4500㎡で2階建ての工場棟。シルク印刷から熱成形、ハードコート処理、3次元NCルーターによるトリミングまで行うポリカ樹脂製品の一貫生産ラインを、従来の1ラインから2ラインに増設する。建設機械キャビンのサンルーフをはじめ主力の建機向け受注が拡大しているほか、台湾の電気自動車メーカーから窓素材としての新規受注もあり、生産能力の拡大を決めた。投資金額は約20億円。今後の積極的な営業展開と併せ、現在45億円の年商規模を5年後に100億円台に乗せる。
天野実業(株)が防災など自治体や企業向け長期保存みそ汁
フリーズドライ食品の天野実業(株)(福山市道三、吉岡信一社長)は、賞味期限が3年6カ月の「長期保存用、おいしいおみそ汁」を15日(月)から新発売する。
東日本大震災後から災害時の常備食への意識が高まっており、保存や調理が便利なレトルト食品の売上高が過去最高を記録するなど、日常でも食べながら長期保存も可能な食品の消費が増加している。そのことを背景に、同社では非常用の備えとして軽さと製造後の賞味期限3年6カ月を保証する長期保存用食品を発売する。
ワタミの渡邉氏招き「福の山フォーラム2012」
(社)福山青年会議所(細羽雅之理事長)と日創研福山経営研究会(高橋英樹会長)、広島県中小企業家同友会福山支部(能登伸一支部長)は、10月26日(金)と27日(土)の両日、まちづくりをテーマにした「福の山フォーラム2012」を開催する。
26日(金)午後7時からリーデンローズ大ホールで、第1部は東証一部に上場したワタミ(株)の渡邉美樹氏と羽田皓福山市長、福山青年会議所細羽雅之理事、日創研福山経営研究会高橋英樹会長、広島県広島県中小企業家同友会福山支部能登伸一支部の4氏によるパネルディスカッション「夢を語ろう」。第2部渡邉美樹氏を講師に「夢をかたちに」のテーマで講演を行う。受講料は2000円。
三原法人会 社団化30周年で情熱のフラメンコ公演
(公社)三原法人会(勝村善博会長)は社団化30周年記念事業として11月17日(土)午後3時から市内宮浦の三原市芸術文化ホールポポロを会場にフラメンコ公演を実施する。
アリシア&ネストルフラメンコ舞踊団が歌、踊り、ギターと手拍子が会場を盛り上げる。終演は午後4時50分。5時30分からは舞踊団メンバーと一緒にポポロでのイルミネーション点灯イベントを行う。来場者が未来の三原への夢や希望を短冊ボードに記載し、電飾する樹木にかける。入場無料。整理券が必要で、三原法人会、三原商工会議所、三原臨空商工会、ポポロで配布している。
(株)のとテックが初の私募債 設備充実に5千万円発行
(株)のとテック(尾道市久保、能登哲夫社長)は、第1回無担保社債を発行した。発行日は9月25日。発行額は5千万円。受託金融機関はしまなみ信用金庫(三原市、出雲智理事長)。発行期間は5年、満期一括償還する。同社では資金を設備充実に充てるとしている。
同社はNTTドコモ系の携帯電話を販売するドコモショップ松永店、因島店、せら店、沼南店の4店舗を経営するほか、関連会社の㈲ふじみ屋、ファミリーマート尾道栗原西店を持ち、世羅町内で大型リサイクルショップの「がらくたや」を運営、事務用品、店舗用什器、食器、家具、雑貨等も販売する。福祉事業もある。
「福山ロッツ」に大和情報サービス(株)
福山市西町、JR福山駅西側のテナント商業ビル「福山ロッツ」が来年3月末閉店後の賃貸先に大和ハウスグループの大和情報サービス(株)(東京都、藤田勝幸社長)と11日付けで基本合意したと、羽田皓市長が12日の本会議で正式に表明した。
全館の半分となる5フロア以上の賃貸で、地上9階地下2階のうち、地上4階から地下1階までの利用を希望している。期間は開業日から5年間で来年夏の開業を目指す。賃貸料はビルの改修費もあり、フロア面積などにより今後検討する。
笠岡湾干拓地のメガソーラー近く完成
(株)ウエストホールディングス(広島市、大畑康寿社長)が岡山県内初のメガソーラーとして建設を進めていた笠岡湾干拓地内の設置作業が順調に進んでいる。
設置作業は干拓地内で国道2号笠岡バイパスに並行した道路沿いで南北に長く、敷地は幅18m、長さ2100m、面積3万8000㎡。笠岡市内では農産物のハウス栽培用の電力を太陽光発電で行う計画で、地元企業も太陽光発電の設置に着工しており、干拓地の有効利用の新たなモデルとして期待が高まっている。市では今後も干拓地での太陽光発電事業者の誘致に積極的に取り組むとしている。