備後の異業種交流からのものづくり
各企業の技術力やノウハウを結集して、新しい価値観を創造するものづくりを進める備後の異業種交流グループ「コリャ・ボーレェ会」の会員同士の共同開発で、新感覚の棺が誕生した。
棺には木材加工会社の広島銘木産業(株)(府中市栗柄町、藤原召壽社長)が手掛ける家具の表面装飾に使われるツキ板を使い、棺製造販売の(株)共栄(福山市新市町、栗原正樹社長)が製造した。ツキ板には、規格外のため今まで廃材となっていたオークやナラ、サクラなどの高級木材を使用。濃淡の縞模様が美しい、斬新なデザインとなっている。近年葬儀の多様化に伴い、家族や親族の思い、故人の人柄や生き様などが表現できるような個性的な棺が求められる傾向にあり、今回のコラボレーションにつながった。
因島商議所創立60周年で記念事業
因島商工会議所(尾道市因島土生町、村上祐司会頭)は、6月23日議員総会を開催、事業報告、決算を承認、平成25年度事業計画、重点事業などを決め、新年度事業が始動する。
同会議所は今年で創立60周年を迎え、記念事業を実施するほか、会議所会館の移転、10月末には会議所議員3年の任期が終了、全国一斉に議員改選も行われる。
創立60周年記念事業では、講師をまねいての記念講演の開催、記念誌の製作、祝賀会開催が予定されている。会議所会館は老朽化により移転を計画。すぐ近くで営業中の広島県信用組合因島支店が、今秋オープンの予定で、建設工事を進めている市内の複合商業施設「因島モール」近くに新店舗を建設して移転する計画で、移転後に同所の土地、建物を買収して全面改装、新しい商工会議所会館として入所する計画を決めている。
古川技術振興財団が10氏を助成
公益財団法人古川技術振興財団(三原市沼田西町、古川雅章理事長)は6月24日(月)(株)古川製作所本部・広島工場(同所)で、平成25年度研究助成金・奨学金贈呈式を開催、研究助成者4氏と奨学金6氏、財団側から古川雅章理事長と、㈱古川製作所側から吉村光男取締役技術・開発部等管掌、岡田雅宏取締役総務部長が出席した。
古川雅章理事長は挨拶に続いて財団を支える古川製作所の現況説明や海外展開に伴う現地法人の設立など会社経営の推移や業界の概要を語り、今後とも公益財団は地域経済の振興や研究者の助成、奨学金の支援を続けていくと述べた。研究助成金・奨学金贈呈式では一人づつ理事長から研究助成者(百万円)と奨学金助成者(36万円)が手渡された。
里仁会医師育英会で第1号奨学生
(社)里仁会興生総合病院(三原市円一町、藤原恒弘理事長)は、興生総合病院医師育英会特例奨学金制度を昨年12月からスタートさせ、この程、第1号となる奨学生を認定した。
この奨学金は、地域における医師の確保と充実を図るため、地元出身の学生を対象に医学部の入学から卒業する間の6年間、月額20万円を貸与する制度。最大貸与額は1440万円で、貸与開始及び中止は、希望により大学在学中にいつでもできる。
特例奨学生の対象は、三原市と近隣する尾道市、竹原市、福山市、東広島市の出身者で、国内の大学の医学生で、医師免許取得後に三原市及び近隣の医療機関に従事しようとする人。
広島県信用組合が因島支店新築移転計画
県内信組の大手、広島県信用組合(広島市中区富士見町、吉田貞之理事長)は因島支店(尾道市因島土生町)の新築移転を決め、今秋オープンの予定で新店舗の建設に着工した。
計画では、同市田熊町字扇新開で、今秋オープンの予定で建設工事を進めている複合商業施設「因島モール」隣接地。新店舗は同所の敷地1242㎡に、鉄骨造り平屋建て床面積458㎡の店舗を新築。7月中旬の完成を予定、オープンは今秋を見込んでいる。同信組では取引先の利便性などの向上を図る計画で新築移転する。なお現在の店舗は移転後、因島商工会議所へ譲渡する。商工会議所は全面改装を行い、現在の会議所会館から全面移転を予定している。
尾道市商連総会開催 新会長に中川氏
尾道市商店街連合会は12日グリーンヒルホテル尾道で総会を開き、新しい新役員を発表した。また名称も「尾道本通り連合会」に変更した。
新役員は、会長▽中川潤(センター街、中川硝子店、新任)、副会長▽山崎清光(一番街、山崎清春商店)、▽村上芳子(中商店街、山桂馬蒲鉾店、新任)、▽黒田武志(センター街、クロダ洋服店)、▽藤井央(油岩漆器店、中央街)、▽秋元晋太郎(秋元洋服店、尾道通り)、専務理事▽宮本秀一(杉原薬局、一番街)、活性化委員長▽佐藤彰洋(佐藤紙店、中央街)、女性部会部会長▽円福寺都(ギャラリー都、都絵手紙教室)。
(株)大和広告が成果を出す販促講座
(株)大和広告(福山市寺町12―7)は、本気で成果を出したい企業向けの販促実践・サポートプログラム「ダイレクトマーケティングブートキャンプ」を企画し、7月29日から講義の始まる第3期の受講生募集を始めた。
実際に販促の成果を出すため実践と継続性を重視した内容で、期間は7月から12月まで約半年間。宣伝会議「成功するDMの極意 全日本DM大賞年鑑2010」のコラム「販促の寺子屋」執筆者でもある人気講師・ライズマーケティングオフィス社長の田中みのる氏による全6回の講義とオンラインサポートで実践と成果につなげてもらう。反応率、集客率向上の考え方やノウハウを学ぶ「理論編」と、参加各社が課題や実践結果を持ち寄り共有する「実践編」を交互に行うスタイル。
日東電工(株)尾道事業所長に堺淳一氏
液晶用光学フィルムなどで成長している総合材料メーカー日東電工(株)(大阪市、柳楽幸雄社長)は、情報機能材料事業部門の主力工場、尾道事業所(尾道市美ノ郷町)の事業所長に堺淳一氏が就任した。
同氏は、近くに関西国際空港や京大原子力研究所などがある大阪府貝塚市出身。大学卒業後、日東電工㈱入社、東京支店勤務、生産、営業、企画部門を20年間務める。この間、韓国と中国に各2年間の勤務歴もある。尾道事業所には2005年着任、8年間の勤務歴がある。子どもの頃は球技を楽しみ、高校時代はブラスバンド部に所属して音楽に熱中。現在も趣味は音楽を聞くこと。家族は妻と2女。